文京区立保育園で感染者27人~偏見や差別を生まないためには検査拡大と積極的な情報提供を!
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◆ 第三報~7月13日午後5時報道発表
誰もが新型コロナウィルスの感染者・濃厚接触者になる可能性がある中、 文京区で7月9日、区立認可保育園の保育士と園児が新型コロナウィルス感染症に罹患していることが判明したとして第一報を発表。さらに、7月13日午後5時現在、第三報として、以下のように、報道発表しました。
7月13日午後5時、第三報
【PCR検査の実施】
現在79人の検査が完了しています。引き続き濃厚接触者についての検査を実施していきます。
【陽性患者】
保健所等による検査において、本日までに新たに保育士2人、園児3人の陽性が判明し、第一報・第二報と合計して保育士4人、園児23人の陽性が確認されました。現在、重症の方はおりません。
【疫学調査の実施】
新たに陽性となった方の濃厚接触者の特定を並行して実施しており、濃厚接触者となった方についてはPCR検査の実施について連絡をしています。
【臨時休園期間の延長】(*7月11日午後3時時点での第二報)
濃厚接触者等の関係により、臨時休園期間を7月22日(水曜日)まで延長することといたしました。
【皆様へのお願い】(*7月11日午後3時時点での第二報)
文京区では、園児やそのご家族だけでなく、職員や出入りする様々な方を含め、施設に関わる方の人権を尊重し、個人情報に配慮する必要があることから、施設名や地域の公表はしておりません。
入院や自宅待機等が必要な方はすべて特定し、適切に対応していただいておりますので、待機等が不要な方が、必要な生活ができなくなるなど、不当な扱いを受けることがないよう、皆様にはご理解とご配慮をお願いいたします。
◆ 区が園名を公表しない理由
区内の方々からは、どこの地域での感染なのか? どこまで広がるのか? 不安を持たれている方が多数いらっしゃいます。
いっぽう、当該保育園の近隣の方々は、臨時休園になったことを知り、区が発表した園がどこかを知っています。 ネットで調べ、どこの保育園なのか分かった方も少なくありません。 情報が流れないことで、余計、疑心暗鬼になって、不安を持たれる方もいます。
塾の中には、保育園を特定して、子どもが在籍していないか調べ、教室によっては消毒等の対応がされているとも聴きます。
私自身、何人もの方から「なぜ公表しないのか」「公表している自治体もあるのになぜか」とのお問合せを受けています。
文京区の見解は、
「園児やその家族等への不当な取扱い等の差別を助長させない視点から、園名は公表しない」というものです。
◆ 他区の公表に関する考え方
ちなみに他区の考え方はどうかというと・・・
例えば、足立区では、
「区有施設および区内教育、保育、福祉施設等において、同一(またはそれに準ずる)施設で5名以上の感染者が短期間に発生した場合には、原則、集団感染(クラスター)として公表します」としています。
世田谷区では、
・区民の皆さまへの注意喚起や感染予防に向けた協力をいただく観点から、必要に応じて感染が発生した施設種別や関係する感染者数などを公表いたします。
江戸川区では、
<公表内容>
感染者の接触状況や、感染拡大のリスクなどを総合的に判断し、感染者の特定に至らない範囲で、以下の情報のうち必要な情報を公表する。
①感染者情報 例)年代、性別、発症日時、居住地(区内・区外)
②感染源との接触歴に関わる情報 例)感染源と思われる接触の有無
③感染者の行動歴等の情報 例)不特定多数と接触する場所(利用施設等)
④集団感染等が確認された場合の施設等情報
⑤公衆衛生上の対策
3月下旬、文京区内の施設で感染があった折に、区に施設名を公表しない理由を尋ねたところ、「クラスター・集団感染にはなっていないから」との説明でした。
そうした明確な基準を持っているのなら、なぜ、その基準を公表しないのか、疑問が生じます。
社会への影響が大きい学校、保育園、福祉施設等で感染が出た折の公表のあり方は、偏見や差別を生まないためにも、重要です。
今回、様々な自治体を調べてわかったことは、多くの自治体が「新型コロナウイルス感染症の患者発生時の公表についての考え方」といった基準をホームページで公開しています。上記の各自治体の基準も、各ホームページに掲載されています。
以下は、墨田区ホームページの例です。
◆ 文京区の公表の考え方
残念なことに、文京区のホームページでは、誰もが見やすいところに公表はされていません。
新型コロナウィルス感染症対策本部第7回の資料に記載があるのをやっとみつけました。 施設名の公表等については、触れられていません。
公表に際しては、感染者等の人権を十分に考慮し、特定の個人や場所等が判明するなど、感染者のプライバシーや企業活動等がいたずらに疎外されることのないよう、十分に考慮しつつ、関係者の同意を得たうえで、報道発表にあたり、誹謗中傷被害を生じる恐れがないよう留意して公開する。
また、公表の考え方については、今後の感染者発生の動向などを踏まえ、適宜見直しを行う。
https://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0199/8204/kaigisiryo7.pdf
26ページ
◆ 大切なのは「適切な対応」の中身の公表
大切なことは、感染拡大や重症化をいかに防ぐかであり、偏見や差別、不当な扱いにさらされないようにすることです。
そのことは、誰もが共通認識をするところではないでしょうか。
公表するかしないかに関わらず、偏見や差別等を防ぐためにも、重要なことは、人々の「安心」を、どう紡ぐのか? どのように重症化や感染拡大を防ぐのか? だと思います。
区は、適切な対応をしているから、「待機等が不要な方が、必要な生活ができなくなるなど、不当な扱いを受けることがないよう、皆様にはご理解とご配慮をお願いいたします」 と書いています。
ですが、「適切な対応」の中身、「待機等が不要な方」をどう決めたのか、具体的には示していません。不十分です。
本来ならば、検査を徹底して、陽性の方はしっかりと隔離するといった方針等、具体的な対応を示して、だから、安心してください。「皆様にはご理解とご配慮をお願いいたします」という、お願いの順番が必要ではないでしょうか。
区が施設名を非公表にするほうが、「偏見や差別、不当な扱いを防ぐことにつながる」「差別を助長させない」と判断するならば、なぜ、そうなのか。 SNS等を通じて多くの区民等が当該施設を知ることを前提にして、文京区のその考え方をわかりやすく、区民に広く伝えておく必要があると考えます。
過日、区内の特別養護老人ホームで感染者が一人出た折には、区は入所者・職員等、全員にPCR検査を実施しました。濃厚接触者にあたらない、入所者も含めてです。PCR検査を拡充し、結果を情報提供することで、入居者の家族や関係者等は、正しい情報を持って安心を得たと聴きます。
「あの保育園の関係者からは距離を置いた方がいい」・・・というような「デマ」や「風評被害」が広がらないようにするためには、徹底した検査に基づく情報が、人々の「安心」につながると思います。
偏見や差別、デマや風評被害は、「わからない」や「誤ったイメージ」から「不安」になって生じるものだと思います。不安を解消するには、徹底的に情報を開示し、同時に安心材料を提供することが重要です。
◆ 具体的な情報提供で「安心材料」を
今回のケースであれば、
区が言うところの、「待機等が不要な方」は、検査をして陰性だったという、データに基づくものであるべきです。
感染した園児のきょうだいも含めて、検査を行っているのか?
「適切に対応している」というあいまいな表現ではなく、その具体的な内容を見える化して、情報提供していくことが重要ではないでしょうか。
区のホームページに、区が検査対象とする具体的中身、その結果の陽性者数、陽性者の症状、その後の状況などを日々伝えていくことも、「安心材料」になるのではないでしょうか。
就学前の子どもを持つ保護者達は、自分の子どもが感染したらどうなるのか?という不安をいつも抱えています。感染した園児への具体的な対応を知ることで、不安がいくらかでも減少することがあると思うのです。
園名を公表するならば、園のホームページでも、区の情報を掲載して情報提供していくことが、園に対する信頼につながるとも思えてなりません。デマがあったとしても、そうしたことを払しょくする力にもなるように思うのです。当然ながら、PCR検査の対象者を拡充して実施することが前提です。
施設に関わる全ての人へのPCR検査を行い、その結果等、出来得る限りの情報を公表していくことが人々の安心材料となり、不安から生じる偏見や差別をなくすために必要だと思います。
◆ 今後に備え公表基準の明確化を
今後も、社会的に影響力のある施設、学校、保育園、福祉施設等で感染される方が出るかもしれません。区は、そのときにどうするのか。
区が施設名を公表しようがしまいが、SNSが発達している現在では、施設は特定され、多くの方が知っていく現実は否めません。 区は公表しないことで、SNS上の情報で、園児やその家族等への不当な取扱い等の差別が助長しても「区の責任ではない」と責任を回避する思惑があるなら、それは大きな問題だと思います。
文京区の「新型コロナウィルス感染症に対する区内感染者の公表の考え方について」を見直し、社会的に影響が大きい施設は、施設名の公表の基準を持っておくことが重要だと考えます。
その前提には、施設を公表してもしなくても、区民が正しい情報を収集し、偏見や差別を持った行動をしないように、丁寧な情報を提供することがあります。そのためには、情報の内容の見直しも必須だと思います。
施設名を公表するしないに関わらず、感染拡大防止の対応として施設内に日常にいる人への検査は徹底し、その情報を公開すること。そして、感染した方たちの体調は心のケアも含めしっかりと行っていく覚悟を文京区が示すことが、差別や偏見の軽減につながると思います。
みなさまのご意見をお聞かせください。
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かいづさん
コロナ関連の様々な情報、ご教示、ありがとうございます。
文京区の情報公開も、当初に比べると、時系列で感染の状況示すなど、だいぶよくなってきたと感じております。
これも、かいづさんの働きかけがあったおかげかと思いまして、大変感謝しております。
そして、ここで様々なご意見に触れる機会もいただけたことにも感謝しております。
ここ最近のこのスレッドを拝見していて感じたことです。まだまだ不勉強のため、私の考えに間違ったところもあるかと思います。ご容赦ください。
そもそも施設名を公表した方がいいという方は、誰も、「生身の生きている個人」の情報を明らかにせよと言っているのではなく、生きてる個人とは別の「法人格」のことを問うているのだと思いました。生身の個人の「人権」の問題と「法人格」としての情報公開・社会的責任の問題をごっちゃにしている方がいらっしゃるように思った次第です。(ただし、地方でそこの保育園に通う子どもが5人程度で、法人格の公表により個人が特定されることが容易に想定される場合などは、施設名の公表を慎重にするというのはわかります)きちんと「法人格」としての情報公開をし、対応策を述べる、情報公開の透明性・・・これが長い目でみると「法人格」としての責任を果たしている施設・あるいは自治体の方が、安心できると私は考えます。大学名を明らかにして誹謗中傷に合ったからやめた方がいいという意見がありましたが・・・、お気持ちはわかりますが、例えば文京区にある東京大学はどうでしょうか?コロナで早い時期に罹患者を出しましたが、きちんとホームページで説明をし「法人格」としての説明責任を果たしておりました。誹謗中傷などする人、実質的な被害を私はきいたことがありません。もしかして公表当時はあったかもしれません、わかりませんが、今となってみれば(情報公開に消極的であった文京区の対応と比べ)、むしろ東京大学の地域、世間への情報公開は、「法人格」としてしっかり説明し好感をもてるものであったと感じています。
しっかり説明責任を果たしている組織に対して、誹謗中傷などする人がいる・・・というのが一番良くないですね。社会的責任を果たしている施設は今後も堂々と頑張っていってほしいです。応援したいです。
コロナを出したことが問題ではない、その後の情報公開を含めた対応が大事だと私は思っております。
文京区は、施設名は出していないですが、だいぶ改善されて、情報公開の透明性が少しずつ出てきていますね。
まとまりのない長文になってしまいました、申し訳ございません。
かいづさん、今後も応援しています。
ありがとうございます。
区役所の職員の皆さんの中には、コロナ禍の感染者情報を積極的に公開すべきと思う方が少なからずいます。今回、多くの皆さんが区にご意見を上げていただいていることで、職員が「すべき」と思っている情報公開のあり方に変える、大きな後押しになっているのだと思います。
「社会的責任を果たしている施設」は、社会的な影響も大きいだけに。集団感染が発生した時に公表する基準をしっかりと作る重要性を私も考えています。
積極的に施設名を公表している墨田区に取材をしましたところ「憶測でデマが広がならいことから評価を得ている」「施設や個人が偏見や差別を受けた報告は受けていない」とのことでした。
もちろん、行政がすべてを把握しているわけではないでしょうから、公表をしていることで偏見や差別があったかもしれません。
ただ、偏見や差別が生まれることの問題、情報公開の透明性を高めていくことの問題。コロナ禍で、改めて突き付けられているように思います。
偏見や差別を生まないためには、情報公開についての教育も重要性も増しているのでは・・と思っています。
引き続きご意見を頂ければ幸いです。
このたびの文京区の情報公開の仕方に満足しております。
必要十分な情報が公開されていると思います。
本当に安心感があり、この区に住み続けようと思いました。
発生源、感染者を特定しても、それは、それ以外のところの安全証明にはなりません。
感染した子を特定し、それが自分のところと近かった、遠かったと束の間の安心感?を得ても、隣に未検知の感染者がいるかもしれません。
感染を恐れるのであれば、外に出ないのが一番です。
情報が公開されないから、噂や詮索がされるのではありません。
「噂や詮索をしたがる人がいるから」噂や詮索が広まるのです。
基準に基づき、積極的な検査、適切な隔離が行われているものと伺い知れます。
隔離すべきは隔離され、大丈夫と判断された子が適切な判断のもと登校しているのであれば、それがすべてです。
適切な判断でないことを疑っているのでしょうか?
であれば判断基準を公開してもらうといいですね(もう公開されてそうですが)
少しでも感染者に近かった子を特定して避けたい、ということでしょうか?
それは、差別と何が違うのでしょうか?
知っても気をつけるだけ、行動は変わらないですか?
であれば、なおさら、その情報いらなくないですか?
私は自分の子のクラスに感染者がでても知りたくありません。濃厚接触者であれば連絡が来るでしょうし、来ないならそれまでのことです。
実はうちの子うつってる?…気になるなら検査に行くのが確実です。最近は自費でも検査できます。
実はうつしてた?30代…あの先生かな?このクラスかな?休んでるあの子?
…知っても仕方のないことです。
もやもやの種は必要ありません。感染が嫌なら休む、行くなら淡々と登校するのみです。
これほど感染が身近になっている状況です。
自分が感染したら、自分の子が、自分の近しい人が、感染したら、詳細な属性を全国に公開して欲しいですか?私は嫌です。
これまで、もし罹ったら個人情報が、歪んだ正義感のもと、他人の好奇心を満たすためだけに晒されるのかと怯えておりました。ですが、このように冷静な対応をしてくれる自治体があるなんて!それが自分の住んでるとこだった!住んでてよかった!さすが文京区!
自分の子を守るためにも。
圧力に負けて、これ以上の情報公開がされないことを祈ります。
こどもと同じ小学校に通う子の、きょうだいの園で感染者がでたのに連絡がなかった!と憤られている方へ。
もし保護者の仕事先で感染者がでたら、その子の通う学校全員に詳細情報つけて連絡すべき!と思いますか?親の会社名も、その会社の感染者の年代も公開した上で、休校すべきと思いますか?
関係の近さは同じです。
色々な意見があってよいと思います。
どの意見も、どんな考えも間違っていないと思います。
情報公開について、匿名様が指摘している通りの側面はあるかもしれません。
そうだとしても、私は情報公開してほしいです。
例に挙げていた、保護者の仕事先・・・は、保育園は地域性が高いので、会社名うんぬんと違う気がします。
そうですね、いろんな側面があると思いますし、いろんな考えがあると思います。
保育園の親御さんだと、地元で働かれている方も多いですね。保護者の勤め先が区内であれば会社名公開&その会社での濃厚接触者調査が終わるまで休校すべきで、区外であれば公開不要、となりますか?
(普段勤め先を話していなくても、皆さんに分かってしまうのですね。これまた私は嫌です)
親の勤め先が区内であってもそこは知らなくていい、でもきょうだいの園や学校ならば知りたいというのは、実はあまり整合が取れていないのかな、感情的な問題なのかなと私は思います。
大人は多少、個人情報が晒されて不利益を受けても、立ち向かえるかもしれませんが、こどもはかわいそうですね。大人は公開しないのに、こどもばかり情報を公開すべきとは私は思いません。そこは大人として守ってあげたいです。自分の子でも、自分の子でなくても。
また、自分の学校の子のきょうだいの園で罹患者が出た場合、公開すべき、全ての調査が終わるまできょうだい学校は休校すべきと思われる方は、
自分のお子さんの学校で罹患者が出た場合、自分の子が濃厚接触者か判明する前に、親御さんは会社に報告をし、その会社を休業すべきと思われますか?(これも同じ近さの関係です)
地域性が高いというのは、その界隈に怪しい人がいるから近付きたくないわ、ということでしょうか?
保育園は通学区域が決まっていないので、居住地もばらばらです。判明した時点で、既に感染した人はその園界隈にはいません。全員の住所が必要ですか?近くに住んでいたら気をつけるのですか?どのくらい距離が離れていれば安心ですか?それは差別とは違うのでしょうか?
その安心は、どこかの小さなお子さんを気持ちを傷つけてでも得るべき情報ですか?
私は、情報公開された側が得られるリターンは、どなたかのお気持ちを傷つけることに比べてとても小さいと思っています。見知らぬ他人のちょっとした不安を和らげるために、小さな子の気持ちを傷つけるべきではないと思っています。
自分の子が万一罹ったときのことを考えてみると、今はこの公開レベルで十分と思っております。コロナの後遺症もあるかもしれませんが、心の傷もまた、癒えにくいものです。
罹患された方が、個人情報を晒されたり、噂やデマに怯えることなく、安心して療養できる世の中になって欲しいと切に願っております。
今、文京区のあちこちで罹患者が出ています。
罹りたくないのであれば、やはり外に出ないことかと、私は思います(たまたま判明している人や場所を特定して避けて安心するのではなく)
住んでいて良かったと思う方がいる事も事実、区への不信から住みたくなくなったと思う方がいる事もまた事実だと思います。
これだけの人数を「クラスター」とも認めず、区民に正確な情報を速やかに開示せず、自衛だけでこの状況を乗り切れと言われているように区に対して思わざるを得ません。自衛するしかないからこそ、情報がないからこそ、自分で情報を探すしかない。その中でデマに流されてしまう方を責めるのでしょうか?
今、ネットでの特定が落ち着いているのも、特定が完了しているからではないでしょうか。
https://twitter.com/keiyou30/status/1285167927730176004
自衛のためにとのことですが、私の考えとしては上記リンク先と同じく
「病気に関する個人情報は公表されるべきでないし、そもそも公表されてもされなくてもやるべき感染対策は同じ」
です。
情報がないのは自衛のためにも不要な情報だからではないでしょうか。
「ネットで特定」という行為を正当化する理由にはならないと思います。
「責めるのでしょうか?」とのことですが、「自分は特定される側にないから」とネットで特定するような行為は、「自分は罹らないから」と感染予防をしない人と同じくらい、自分のことしか考えていない行為のようには感じます。
感染予防と同じように、噂やデマもまた私たちの努力で減らしていけるものです。どちらも、この行動が誰かをリスクに晒すかもしれない、と思って自覚し、行動することが大切だと思っております。
長々とすみません。必要以上の個人情報の晒し上げや差別を、この半年感染と同じくらい(むしろ感染以上に)ものすごく不安に思っている側からの意見となりました。
ですが皆さん、本当に自分が「その立場」になったときに、(ネット特定も含め)細かく公開されたい、区が公開しないなら自ら発信する、というくらいの気概で情報公開を要求されているのでしょうか…。いつか「その立場」になったとしても後悔はないのでしょうか。。
私は本当に嫌ですし、自分の子も守りたい。やはりいらない情報だなと思ってしまうので、少し声をあげさせていただきました。あまり長くいて荒れても、と思いますので、ここまでとしたいと思いますが、いろんな意見の一つと思っていただければと思います。
海津様
長々とすみませんでした。私には公表項目の何が不足しているのかあまりわかりませんでしたが(基礎疾患の有無でしょうか?園児の性別?)、なるほど設定項目に基づき公開がされているのだな、とわかり勉強になりました。
「感染者が出た学校名を公表したことで、誹謗中傷といったことが学校や個人に起きるといった問題は起きていない」とのことですが、それは公開する理由にはならないのかなと思います。個人に関する情報の公開は内容も範囲も必要最小限であるべきで、今回「必要な情報ではない」し「全区民に知らせる必要もない」から公開しなくていいというのが私の考えです。(理由は上述のとおり、知っても知らなくても感染対策に変わりがないからです)
日頃、保育関連など参考にさせていただいております。
いつもありがとうございます。
お邪魔いたしました。
締めのコメント後ですみません。
この方の見解に同意です。
知り得たところで、対策は変わらない。であれば必要以上に特定されそうな情報は出さない。
感染された側の視点が抜けた議論が進んでいたなと危惧していたところです。
元々の区の方針も、学校種別までは公表とあり名称までは規定しておらず、とくに乖離がないようです。
限られた情報公開のなかで、どのように区民に安心してもらえるか。
かいづさんには、単に開示を求めるのではなく、どうその情報を提供するか、そこに重点を置き、今後の改善として区に働きかけていっていただきたいと思いました。
ご意見ありがとうございます。
行が、責任をもって正確な情報を伝えていくことの責務についてのあり方を、引き続き取り組んでまります。
ご意見ありがとうございます。
区は、新型インフルエンザ等対策行動計画」において、発生時の情報提供について、以下のような考え方をまとめています。
https://www.city.bunkyo.lg.jp/hoken/seikatsueisei/keikaku-chosa/taisakukoudoukeikaku.html
—————————————-
十分な情報を基に判断し適切な行動をとるため、各発生段階において、正確で迅速な情報提供及びコミュニケーションが重要である。
区民は、情報を受け取る媒体や情報の受け取り方が千差万別であることが考えら れるため、外国人、障害者など情報が届きにくい人にも配慮し、受取手に応じた情報提供のためインターネットを含めた多様な媒体を用いて、理解しやすい内容で、できる限り迅速に情報提供を行う。
—————————————-
こうした考えに基づき、区は新型コロナウィルスに感染された方の公表項目を以下のように設定しています。
○新型コロナウィルス感染者等の公表項目
◆事例
感染者(個別事例)の公表
◆感染者
年齢、性別、居住地(区内・区外)、渡航歴、職業、及び発症の経過(発症日・PCR陽性判明等)
—–
◆事例
集団感染事例の公表
◆感染者
年齢、性別、施設種別及び職業
—–
◆事例
死亡事例の公表
◆感染者
年齢、性別、基礎疾患及び経過
—–
区は現在、この公表項目に基づいた公表をしているとは言い切れません。
ちなみに、新型インフルエンザ発生時の集団感染事例の公表では、「誹謗中傷及び風評被害を生じる恐れがないように留意」する一方、生命、健康、生活等を保護する重要性も鑑み、施設所在地及び学校種別・学年(職業)も公開される範囲になっています。
最後に、参考までに荒川区教育委員会に確認したところ、感染者が出た学校名を公表したことで、誹謗中傷といったことが学校や個人に起きるといった問題は起きていないそうです。
区が公表する施設・学校は、あくまでも区立施設・学校であったり、区から委託や指定管理により運営を行う施設でが原則です。なので、民間の会社等を公開することは原則ありません。
海津さん、
いつもブログで情報発信いただきありがとうございます。
この方の意見に同意します。
文京区の例ではありませんが、他の地域で大学生が感染し、関係ない学生まで誹謗中傷される被害が起きています。
今後地域の教室等でその保育園が色眼鏡で見られる可能性もあると思います。
情報公開を必要とされる方の気持ちもわかりますが、知り得た場合の対策が変わらないなら本当にその情報は必要なのでしょうか。
最近ではコロナに感染した場合の症状よりも、人が怖いと感じています。
ご意見ありがとうございます。
コロナよりも人の怖さ。同様に感じることがあります。
見えないウィルスへの不安感を、だれかを誹謗中傷する攻撃をしていることで、自分は感染しない。。自分は違う。。という安心感を持ちたい弱さからきているかな・・と思うことがあります。
知りえた場合の対策として、心配が生じれば「検査」を受けることができる態勢などを整備していきたいと思います。
また、正確な情報を自治体が発信すると、区が発信するように「差別や偏見を助長することになる」のか、しっかりと検証も求めていきます。
(ここまでと言いつつ、また、ですみません)
園名の公表などは不要と思っておりますが、
『検査を徹底して、陽性の方はしっかりと隔離するといった方針等、具体的な対応を示して、だから、安心してください。「皆様にはご理解とご配慮をお願いいたします」』
というご意見に全面的に賛同いたします。
安心に必要なのはそこですね。
(海津さんの趣旨ではなく、コメントへのコメントとなってしまい大変失礼いたしました)
ありがとうございます。
唾液での検査もできるようになってきていますので、文京区としても そうした検査も視野に、介護士・保育士、教員等々、濃厚接触を避けられないエッセンシャルワーカーの方々に対して、定期的な検査を実施することから、区民誰もが検査できる体制に整備に向けて要望を重ねてまいります。
子育て中の文京区民です。文京区の中で、今回の問題に関してどなたよりも精力的に発信してくださり、ありがとうございます。
本日、日経の記事を読んでいたところ、区の発表にはなかった、保護者等の感染にも触れられていました。
「文京区の認可保育園では10日に保育士と園児計3人の感染を確認、15日までに保護者らも含めて計41人の感染が確認された」
記事の出典 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61570700W0A710C2CE0000/
日本経済新聞 2020年7月16日のウェブ記事
41名にも感染者が増えていることを、区のホームページからは知ることができなかったです。
区のサイトよりも新聞のほうが発表内容が詳しいことを知り、どうして保護者等の感染について区は発表してくれなかったのだろうと思ってしまった次第です。区民としては、新聞よりも区のホームページで正しい情報を知りたかったです。
貴重な情報をありがとうございます。
同じ思いです。
ただ、記事を読み、正直なところ、保護者等の感染について記事で示される数字保護者等は8人(15日現在、保育士・園児で33人)は正しいのだろうか?と疑問を持ちました。
感染した園児の濃厚接触者として検査を受けた保護者の結果は、幼児保育課にも個人情報として伝えられていませんでした。
今朝、区の方に確認をとりました。
幼児保育課は、保育士・園児の検査結果についての数は把握し、区HPで公表をしてきています。
ですが、これまで聞いていた通り、保護者については、PCR検査の感染結果がでていることは聞いているものの、陽性者の人数等はきいていないそうです。
そもそもが、PCR検査を担当する所管の方でも、保護者の検査結果を拾い上げて集計は行っていないことのことで、日経新聞に書かれている数字が、正確なのかどうかは、わかりませんでした。
区としては、保護者の検査結果はまとまり次第、当該保育園の保護者が感染された数等について、HPで発表していく方向だとのことでした。
いずれにしても、15日現在で33人の集団感染の発生となっています。
当該保育園から感染した事例については保護者・きょうだいの家族についても、同じページで確認ができる情報提供を要望してまいります。
文京区の教育に関する問題をいつも真剣に考えてくださり、ありがとうございます。
上の方の、陽性の児童が在籍している小学校の保護者の方からのメールを読みましたが、驚かれた、ということは、兄姉が通っている小学校の父兄に「本校児童の弟妹が通う保育園から陽性が出ました」という連絡がされていなかった、ということですよね。
私はその方に驚きました。てっきり関係学校には連絡されているものだと思っていたからです。
保育園に通うお子さんに小学生のきょうだいがいるのは珍しいことではありません。また、調査票で学校側は把握しているはずです。
特に育成室は、保育園児の兄姉が通う施設であり、濃厚接触者がいた可能性が高くなります。
私の子供は育成室にお世話になっていますが、今回育成室から本件での連絡はなく、うちの育成室は該当エリアではないのだと思っていました。が、こちらのメールを見て急に不安になってきました。
陽性の児童が出た小学校の保護者です。ご心配なさっている上記の件について、補足させていただきます。
まず、「本校児童の弟妹の通う保育園から陽性が出た」という事前のお知らせは一切なかったです。驚くに至ったのは、次にような流れだったためでした。
10日(金)区立認可保育園で陽性者が出たとの区の発表
↓ (どこだろう、と不安になり、個人的にリサーチしていくつか目星をつける)
11〜13日 週末から月曜日にかけて区立保育園の感染者が徐々に増加
↓(該当する保育園は依然として公表されていないが、近隣の情報から、どこであるか判明。
通学する小学校と地理的に近いから、怖いなと思い始める)
13日(火)区のサイトで、区立小学校で1名陽性であるとの発表
↓(一体どこの学校だろうと疑問に思う。
区立保育園の周りには、三箇所ぐらい近隣の小学校があるため、
このいずれかの可能性が高いなとは考える)
同日20時に、フェアキャストで、通学先の小学校であることがお知らせされ、驚く。
以上のような流れでした。補足がお役に立てば幸いです。
訂正
13日(火)
↓
14日(火)です。失礼致しました。
ありがとうございます!
区が、園名を非公表にしていることで、さらに様々な不安を広げているのだと、痛感します。
公表をしてその折には同時に、ご指摘のように多くの方が、学校や育成室にはきょうだいがいるのでは・・と考えられ心配されるでしょうから、
濃厚接触者としての家族への検査、自宅待機等の手順
感染が確認されたときの学校や育成室等への対応等を示していくこと等
感染拡大防止のための対策も含めて示すことが重要だと思います。
園名を公表しないこと等が、かえって様々な不安を掘り起こしていくことを思います。
情報提供のあり方を、皆さまから頂いているご意見を踏まえ要望してまいります。
上に投稿したものです。丁寧に経緯をご説明いただき、ありがとうございました。
それにしても、園児の兄姉が通学している学校の保護者への報告がないのはひどいですね。
ご心配ご不安になられるのももっともかと思います。
保育園児に小学生のきょうだいがいるなんて普通の話ですよ。
そしてそのきょうだいは、小3までであればもれなく育成室でお世話になっているはずです。保育園を利用する家庭の子供なのですから。育成室では夕方まで他の子たちと濃厚接触になっています。
区内全域に公表できないのであれば、せめて関係する学校施設には注意喚起をして、体調に不安があれば検査を受けられる体制を作ってほしい。
育成室と保育園は文京区は部署が違いますが、しっかり連携を取っていただきたい。
このように必要以上に隠すことが、噂や詮索が変な風に広がり、偏見のもとになるのではないでしょうか。
リスクマネジメントがなっていないのではと感じます。
うっかり公園や図書館に子供を連れていくことすら恐ろしいです。
ご指摘のとおりで、多くの方が望んでいる情報だと思います。
ただ、そうした情報を提供できないのは、保育園名を公表していないから、注意喚起をすれば園が特定されるということなるからだそうです。
すべての目詰まりを作っているのは、施設名を非公表にしているからだと思いっています。
デマや偏見を打ち消すためにも、「事実」を公表していくことを、頂いたご意見と共に求めてまいります。
引き続き、よろしくお願いします。
お世話になっております。
そもそも論ですが、保育園で出た時点で、小学校の保護者は、小学校にも余波が来ることは想定していましたよね。
区も、あの時点で、小学校に兄弟関係があることを把握しているでしょうから、なんらかの方針で対応できていたのではないかと思います…
この機会に、ぜひ、ガイドラインの策定を主導して作っていただけると嬉しいです。
ガイドライン。重要なことだと思います。
昨晩、当該児童のいる学校から保護者宛に、臨時休校をしなかった補足として、
当該の児童には無症状であったこと。
他の方との関係で濃厚接触者となったため自宅待機となり、PCR検査を受け陽性の判定になったこと。
陽性と判定される以前から5日以上、学校に来ていなかったため、物理的に接触した児童・教職員等がいなかったことから、濃厚接触者がいない、と保健所が判断したこと。
がフェアキャストで流されました。
なぜ、最初から上記の情報を流さないのか。
初期対応のミスだと思います。
ガイドラインでは、そうした情報提供のあり方も含め、学級閉鎖、休校・休園の基準等々も含めて示すものを作成していくことを要望していきたいと思います。
かいづさん
私も文京区の新型コロナに関する情報公開が他区・他市に比べ、
大変消極的と思っている区民です。
先ず、当日の感染者数に関し、他区・他市の多くは独自に集計、
東京都が数字を公開する前に当該区、市の数字を公表している
ところもございます。
文京区は東京都福祉保健局のホームページのリンクを貼っているのみです。
また、他区・他市は検査数、感染者の性別、年齢層を公表しています。
文京区の個人情報保護の方針は理解できますが、上記の範囲の情報公開で
あれば、個人の特定は出来ないと思います。
例えば、町田市レベルの情報公開をお願いできればと思いますが、これが
出来ない理由は何でしょうか?
https://www.city.machida.tokyo.jp/iryo/hokenjo/news/about-2019-ncov/number_of_infected.html
文京区のPCR検査数はホームページで公表されていますが、
更新のタイミングが非常に遅いです。また、保険適用の検査数が
公開されていないので、下記陽性率の計算ができない状況です。
文京区は文京区保健所から情報を入手できないのでしょうか?
検査数 感染者数 陽性率
4/6-4/12 64 15 23%
4/13-4/19 56 22 39%
4/20-4/26 53 14 26%
4/27-5/3 62 4 6%
5/4-5/10 47 16 34%
5/11-5/17 52 13 25%
5/18-5/24 25 2 8%
5/25-5/31 14 1 7%
6/1-6/7 19 0 0%
6/8-6/14 22 3 14%
6/15-6/21 13 1 8%
6/22-6/28 9 5 56%
6/29-7/5 21 3 14%
ありがとうございます。
町田市の公表の状況を参考にしてもらえるように、担当課に伝えました。
PCR検査数について、大学病院等で検査を受けられる方もあったりで、集計が手間取るのが一因のようです。
保険適用の検査数については、また改めて調べてみます。
少々 お待ちください。
HPに公開されているのは、PCR検査数は全員、帰国者・接触者相談センターで行われた区内の件数だけだそうです。またすべて保険適用になっているとのことです。
上記は訂正させていただきます。すみません。
文京区では、大学病院も数多くあることから、大学病院での検査等もされているため、集計は難しく、検査数と検査結果の集計は行っていないそうです。
かいづさん
早速お調べ頂き、ありがとうございます。東京都の福祉保健局のHPに東京都の検査数に関し以下の記載があります。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
quote
5月7日以降は(1)東京都健康安全研究センター、(2)PCRセンター(地域外来・検査センター)、(3)医療機関での保険適用検査実績により算出。
unquote
文京区の検査数は上記の(2)のみと理解します。 急ぎませんがもしお時間あるときに
下記をお調べ頂ければ幸甚です。
東京都の検査数の(3)医療機関での保険適用検査実績 には、文京区の大学病院、医療機関にて保険適用で行われた検査も含まれていると思われますが、この数字は文京区の医療機関、大学病院から東京都福祉保健局に直接連絡が行き、文京区には開示されないということでしょうか? 因みに7月6日-12日の文京区の陽性率は大学病院、医療機関の検査数が含まれない為、136%となってしまい、ここまで感染者数が増加してくると文京区の帰国者・接触相談センターで行われた検査数を公表してもあまり意味がなくなってしまいました。
期間 検査数 感染者数 陽性率
7/6-7/12 25件 34名 136%
遅くなりました、すみません。
調べてきました。
文京区の検査は、(2)(3)にも出しているとのことです。
(1)は、検査結果が出るまでに時間がかかるので、最近はほとんど依頼していないそうです。
(3)の数字については、文京区には一切報告はないそうです。
陽性率が136%になってしまう件について、
検査数は(2)だけでなく、(3)の一部も加わるため、陽性率は変わってくる。
以上、ご報告します。
感染が確認されたときには、症状の有無に関わらず施設内全員の検査や、安心して働くためにも、介護士・保育士等々の方々の定期的な検査も不可欠になると思いますので、積極的な検査を進められるように検査体制のさらなる拡充を要望してまいります。
いつも情報発信をありがとうございます。数年前からブログを拝読しております。このたび初めて投稿させていただきます。
陽性者が出た小学校の保護者です。14日夜8時ごろに突如フェアキャストで、本校から陽性者が出たという旨、連絡があり、ひどく混乱しています。
もし夕方ごろでしたら、15日に自主的に学校を休むことについて学校に相談の電話をできたかもしれませんが、夜の8時で、学校にも区役所にも相談できませんでした。
15日に、消毒も何もしていないであろう小学校に我が子を登校させてよいのか、まだ眠れずに悩んでいます。
せめて15日は休校にし、消毒や今後の方針について、区や小学校間で慎重な検討をして頂きたかったです。
週末も人混みを避け、スーパーもネットを利用するなど、感染を避けるために毎日綱渡りのような緊張感のある日々を過ごしてきたのに、ここにきて区の対応が杜撰で憤りを感じざるをえません。
私も同じく陽性者が出た小学校の保護者です。
区の発表で区立小学校に陽性者が出たことを知り、どこの小学校だろう?と思っていましたら
その後の20時に、学校からフェアキャストで連絡が来ました。
フェアキャストに書かれていた内容は、区のホームページに掲載されている内容とほぼ同じで
それ以上の情報は、ありませんでした。
陽性者の学年情報がないのは想定内でしたが、
その生徒の最終登校日や感染経路、ましてや消毒対応の有無さえも記載がなく、
非常に限られた情報の中「濃厚接触者ゼロ、臨時休校もなし」とのこと。
いたたまれず学校の様子を見たところ、職員室以外の電気は消えており、あぁ夜通し消毒しているわけでもないのかと愕然としました。
確かに学校では、感染対策はしてくださっています。
全生徒がマスクをつけて登校し、忘れてしまった子は正門で学校からマスクが頂けるそうです。
家庭では休日も含む毎日健康チェックと検温をし、健康チェックカードを毎朝学校に提出しております。
距離を保っての学習も行い、授業中も大きな声は出さないように言われているそうです。
ただ、実際のところは子供同士の生活です。
大半は距離を保っていても、休み時間などで友達同士で密着したり、大声を出し合ったり。
ずっとマスクをつけることが出来ない児童もいるそうです。
マスクを顎に引っ掛けて大声を出す先生もいらっしゃるそうです。
熱中症予防の観点から体育の時間はマスクを外しますが、マスクなしでも自然と会話したり、密着したりが始まってしまいます。
放課後には、マスクなしで密着して公園で遊んでいる生徒を見掛けます。
濃厚接触者の提議となる「必要な感染予防策なしで患者と15分以上の接触があった者。」には当てはまる児童はいなかったかもしれませんが、大人と異なり子供同士はパーソナルスペースが狭いです。自制が効かない時も多いです。
情報が少ない中、大人と同じ濃厚接触者の提議を用いて数時間で濃厚接触者ゼロと判断してしまうことに
保護者としては非常に不安を感じています。
追記です。
保護者としては感染者がこの1名で収まるのか、それとも拡がりを見せるのかが気になっているポイントです。
しかし保護者としてこのまま学校に行かせて良いものなのか、判断するにも情報が余りにも乏しすぎます。
せめて今後1ヶ月間は、微熱も含む風邪症状で学校を休んだ生徒の人数を、毎日保護者に公開して欲しいです。
保育園では毎日、病気で休んだ方の人数が症状別で園内で公開されていましたので
個人情報の問題には該当しないと認識しております。
ご意見 ありがとうございます。
ご心配は、とてもよくわかります。
学校によると、多数の児童が本日は欠席をしているとのことです。
学校で児童一名の感染が確認されたことへの対応は、不安をあおるだけのものになってしまったと言わざるを得ないと思います。
子どもが、通常の学習に参加するという当たり前のことを、教育委員会の対応で。結果、奪うことになってしまったといえると思います・
学校は、保健所の判断。保健所は休校は保健所が決めるものでない。区が決定するものだとしています。まさに、そうです。区が決定したものです。その決定の経緯は、ご指摘の通り見えないことばかりです。
濃厚接触者がいないということについて、なぜそう考えたのか?
区としては、最終登校日などの時系列で示し、「濃厚接触者はいない」と判断した基準まで伝えようかとも検討したそうです。
しかし、個人が特定され誹謗中傷されるかもしれない情報を区が明らかにすべきではない、として、今回の発表になったそうです。
区が正しい情報を公開する意味を理解しきれていずに、判断したのだと思います。
ただし、情報提供について再考するとしています。
濃厚接触者はいない。通常の消毒で十分で、改めての消毒はしない としている区の判断も再考を要望してまいります。
かいづさん。該当小学校の保護者ですが、かいづさんのこの返信を見て、少し不安が和らぎました。この説明があるだけでも全然違います。本当に感謝申し上げます。
ご提言のとおりと思います。
特に14日の区の発表によれば、小学校児童の陽性が判明したものの、無症状陽性だったことから、その同級生は濃厚接触者ではないとして、PCR検査も自宅待機要請も行わないそうです。
しかし、若年者は無症状陽性が多く、反面、感染力は弱くないというのが、緊急事態宣言時の議論だったはずです。
それにもかかわらず、今回は実際に感染が確認された同級生の検査すらしないのであれば、無症状陽性が露見しないまま、その同居家族や学外活動の友人や先生たちに感染が広がり、本当に感染を防がなければならない高齢者や疾病者にも危険が迫ってしまいます。
この危険から家族を守るためには、外出を避けるなどの行動抑制に繋がるため、結局再び、区内の経済も停滞してしまいます。
陽性判明児童の同級生にPCR検査をしないで、一体何が「適切な対応」なのでしょうか…
ありがとうございます。
感染した小学生の児童は、PCR検査で陽性がでる5日以上前から登校をしていなかったことが、当該校の保護者向けに通知されました。
しかし、そうしたことは、初期の段階から示すべきことで、情報提供に大きな疑問を改めて思います。
集団感染になっている保育園では、長期休みとなっている園児を除いてはほぼ全員の園児の検査を終えています。
学校で今後感染者が出た折には、保育園と同様の検査をしていくことを要望していきます。
かいづ様
ご教示ありがとうございました。
そのような経過であれば、濃厚接触ではないと評価されたのも納得です。
しかし、ご指摘のとおり、同じ学校に通うお子さんを持つ親御さんにとっては、その情報こそ、翌日ではなく真っ先に知りたかったはずです。
また、未だに区のサイトには掲載されていませんが、その情報を学校外に明らかにしたからといって、個人の特定に繋がるとは思えません。他方、他小学校に通う子どもを持つ親御さんにとっても、習い事等を休ませるべきか、判断材料が欲しいはずですので、やはり、区民向けに開示することが必要な情報だと思います。
区の情報開示の姿勢は、事なかれ主義による信念無き隠蔽によって、無駄に区民の不安を煽るだけになってしまっているように思います。
ぜひ引き続き、速やかで適切な情報開示がなされるよう、働きかけをしていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
ご指摘のとおりです。
その根拠には、文京区の情報公開の考え方に、以下のことがあります。
個人情報の規定の仕方については「個人識別型」を維持すべきである。個人識別性がなくても、個人の権利利益を侵害すると認められたものは、非公開とする規定を加えるべきである。個人情報の例外規定は次のように改めるべきである。「法令等の規定により又は慣行として公にされ、又は公にすることが予定されている情報」「人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公にすることが必要であると認められる情報」「公務員の職務の遂行に係る情報に含まれる当該公務員の職、氏名及び当該職務遂行の内容に関する情報」
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kusejoho/torikumi/gyoseijoho/johokokai/tousin.html
新型コロナウィルスの感染情報は、まさに、「人の生命、健康、生活また財産を保護するために、公にすることが必要であると認められる情報」だと思います。
皆さまからのご意見とともに、区民の生命、健康、生活を保護する情報開示が速やかに行われるように要望をしてまります。
かいづさん
まずはこのような提言をしていただき、本当に、ありがとうございます。
今回の非公表に関して人権を守るためという主旨は理解できますが、近隣住民をはじめとする地域の方や関係される方の人名に関わる事です。
また非公表とする事で、かえって多くの関心を引き、様々な園、エリアが好奇の目の対象となっているのもまた事実ではないでしょうか。
保育園を非公表にした事で、14日に発表があった小学校での陽性の児童さんに関しても、保育園と同一エリアではないか?と更なる憶測まで拡がり、危惧されていたプライパシー保護とは逆の方向へと向かったいるように感じます。
他の方もおっしゃっておられますが、区議会議員さんがこの状況下でどのような動き、考えをされているかをネット中心ではありますが拝見しております。その中で散見されるのが区のHPをそのまま引用されたものや、リツイートだけのもの。様々なお考えがあると思いますが、個々人のご意見を知りたいと思っておりました。その中で、かいづさんがこのように発信してくださり頭が下がる思いです。
話がずれてしまいましたが、文京区には一日も早く正確な情報公開を求めております。
ありがとうございます。
ご指摘のとおり、区が、差別や偏見を助長させないために、園名などを公表しないとしていることが、「事実」が結局伏せられることになり、デマ等を打ち消すものがない状況になっています。
誰がいつ感染しても不思議ではない状況で、感染拡大防止に向けた取り組みと共に、事実をしっかりと届けて、一人ひとりが正しい情報で判断できる情報公開を求めてまいります。
今回の保育園でのクラスター発生についての文京区の情報公開のあり方に疑問を感じ、文京区議員さんたちがどのような姿勢でいるか各議員のホームページをくまなく見ております。何の反応もなく問題意識も感じていない議員も多い中で、この件について最も的確におっしゃっているのがかいづさんでした。このような議員さんがいることを心強く感じました。
今回の保育園クラスターの件は、「近隣の人は気づく」ものの、文京区からは日頃園に協力している近隣の人にすら何の説明もないのです。文京区は日頃協力している地域住民への説明責任を放棄しています。単に人数のみを伝えればOKの姿勢に憤りを感じております。自治体によっては、クラスターの規模によっては「学校名」「施設名」を公開するという手続き方法・基準を明示しているところもあります。何も個人名を明かせとは一切言っておりません。園名、そして、今後の対応、公表の基準等、ホームページで伝えるだけで、地域住民は、今後はきちんとやってくださると感じることができるのではないでしょうか。コロナに怯えている体の丈夫さに自信のない人はたくさんいます。園名あるいは地域を教えてもらえるとほっとする人も多いはずです。
現在の文京区の情報公開のあり方では、何をやっているのかも全く見えず、今後も何かあれば隠す手法を採るのではないかと信用できません。今はなぜ隠蔽したいのか不明ですが「きちんと説明責任、社会的責任を果たす」、中長期的視点に立つと信頼を勝ち取るにはこれに尽きると思います。文京区もまだ今なら間に合います。情報を適切に公開してほしいです。
読んでくださり、共感も頂き、ありがとうございます。大きな励みになります。
文京区の情報公開のあり方は、何を目的にしているのか、まったくわかりません。
感染された方々を誹謗中傷から守るとしていますが、現在のような公開は、結果として、守るものではないと思っています。
感染が確認された園児の保護者やきょうだい等の状況も含めて、丁寧に伝えていくことが、まさに区への信頼につながると思っています。
引き続き、情報公開の改善を求めてまいります。
本当に海津さんのおっしゃる通りです。
区民としては、区が適切な情報公開や対応をしてくれないのであれば、自分で身を守るしかないと考えます。そのため、自ら情報収集するしかないと頼りの綱は保護者ネットワークとSNSです。おかげで余計な情報やデマまで入ってきてしまいました。
まだこの園のクラスターに関する濃厚接触者のPCR検査は全て完了していませんよね?それにも関わらず「入院や自宅待機等が必要な方はすべて特定し、適切に対応していただいております」と安全宣言のようなメッセージを出す文京区には、不信感しかありません。
これからPCR検査の対象となる可能性もある園児や職員の家族も含め、全て自宅待機しているのであれば「適切に対応」と言っても良いかと思いますが。聞こえてくる話によると、そうではないようです。
ただ、その園に通う子のご兄弟。例えばご兄弟が小学生だったとして、濃厚接触者と判定されるまでの間に念のため自宅待機頂くにしても、小学校側の学習フォロー体制も整っていないですよね。せめてZOOMで授業に出席できるような体制があれば良いと感じました。
ありがとうございます。もっと積極的に情報公開することは、結果、区民をデマから守ることになると思います。デマを打ち消すのは、事実ですから、事実を速やかに公開していくことが、とても重要だと考えています。
ちなみに、区に確認をしたところ、保育園児は頻繁に動き回るので、園内いる人は濃厚接触者にあたると考え、長期欠席をしている等の園児以外の園児と職員はほぼ全員検査をすることになっているそうです。
ならば、そうした情報をなぜ明らかにしてきていないのか???
情報の透明性の理解が乏しいように映ります。
濃厚接触者として自宅待機になる小学生の子どもへの学習フォローは、ご指摘の通りで、早速に教育委員会に要望を伝えました。
引き続き、いろいろと教えていただければ幸いです。