「議員の信条」~年末のご挨拶に代えて・・・
「いよいよ東京オリンピック・パラリンピックがやってきます」
紅白歌合戦を大好きな娘が見る去年の録画から聴こえてきます。 画面の中の盛り上がりが遠い昔のように感じます 。
収束が見えない新型コロナウイルス・・・
職を失う人、家を失った人、希望が見えなくなってしまった人、自死する人の増加・・・
子どもたちにとって生活の場である学校にも大きな影響が出ています・・・
医療従事者、介護者、様々な方々が体力・気力を削り、命をささえてくれていますが、そうした人たちも息切れされてきています・・・
苦しんでいる人々があふれる中、救いを求め、助けてと言いやすい社会になっているのか。
身近な自治体の公助は必要な人に届いているだろうか・・・
公助は共助・互助を支え、自助につながるのか・・・
自分だけでは頑張れないとの声なき声に寄り添う力として感じてもらえるのか・・・
不安、不満の渦の中での暮らしが広がり、政治への不信は高まるばかり・・・
様々、考える年末です。
コロナ対策を進めるためには、各自治体が弱者の日々について想像の射程距離を延ばし伸ばし、公助の施策等を当事者に寄り添って臨機応変、柔軟に拡充していくことの重要性をあらためて思います。
コロナ禍、誰ひとり取り残さないよう、それも速やかに・・・その人の「今」に間に合うように。
議会は、住民が希望を失うことなく暮らせるように、施策をチェックし、時には執行機関を批判し、より良い施策を作り上げるために、提案も重ね行政と協力していくのが役割です。
年が明けた3月には予算審査特別委員会が開催されます。区民の誰もが安心して暮らしていくために公助を充実させるには予算も重要です。
コロナ禍、新しい生活様式の中、議会の役割はますます増し、形骸化した議会、議員になっていないか自戒をもち、重大さに身を引き締めています。
私が議員のあるべき姿として守るべきこと、実践すべきことと考えてきたことが「議員の信条」としてまとめられています。
区民の皆さまには、私も含めた議員の「議員として」の立ち居ふるまいをチェックし ていただくためにも、心にとどめていただきたくシェアさせてください。
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《議員の信条》
議員は、地域に偏することなく住民全体の代表者たることを自覚し住民福祉向上のために奉仕すること
議員は、牽制均衡の原則をよく理解し執行権に介入しあるいは馴れ合いとならないよう是々非々の態度を貫くこと
議員は、住民に代わって執行機関を批判・監視し明るい地域社会づくりのためによく協調しあうこと
議員は、住民の信頼を受けた公人でありその言動に公私混同のないように慎むこと
議員は、事を審議し決定することが任務で住民の心を心としてあらゆる角度から論議して実質審議に徹すること
議員は、事を批判し主張するときは実効性のある代案をもって臨むこと
議員は、議会内に派閥をつくらずよりよいものに向かってみんなが知恵を出し合い楽しく話し合うこと
議員は、議場において感情的な発言をしたり勢力競演の場としないよう慎むこと
議員は、規律ある議会運営に努めとくに発言は簡潔直さいにしその範囲をこえないこと
議員は、住民の福祉を願う政策の論議と活動こそ議会の本務であることをわきまえること
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岩手県町村議会議長会(昭和 50 年代制定、原文から若干修正)
自治日報(2019年6月7日より)
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これからも、みなさんの困っていること、不安なことなどお聞かせいただけると、区政をチェックし、改善して行く大きな力になります。
私自身も、様々な区政の情報を皆さんと共有していきたいと思います。
また、「あれはどうなの?」「こんなときにはどうしたらいいの?」などなど、率直にご質問いただければ幸いです。ご意見やご批判、ご提案も大歓迎です。
頂いたお声を参考にさせて頂き、議会で、現状に応じて批判も重ねて行けます。提案にもできます。
あなたの「今」に間に合うように、具体的な支援の実現に邁進してまいります!
そのためにも
公助が、共助・互助を支え、困ったとき、悩んだ時に助けを求められる自助につながるように、コロナ禍であぶりだされてきた様々な課題、大切にしなくてはならないこと、先送りにしてはならないこと、を肝に銘じていきます。
この一年も多くの方にブログを読んでいただき、また、たくさんのコメントもいただき、ありがとうございました。
新年が誰にとっても希望を見い出せる年になりますように。
心から祈っています。
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