都教委 教職員の異動公表を4月1日から前倒し「お別れの時間」確保へ
「先生、またね、元気でね」「ありがとう」
転勤してしまう先生が分かって、さようならができて嬉しい、子どもたちの率直な声です。
東京都教育委員会は、4月1日付の教員等の人事異動を、終業式の前3月22日に公表することにあらためました。
昨年度までは人事異動について4月1日までかん口令を敷いて、子ども・保護者に知られないようにしてきたものです。
今から6年前になりますが、そうした実態をブログ記事でとりあげました。
当時、関東地方1都6県では、東京都と群馬県だけが、3月中に人事を公表していませんでした。
当時、理由を取材すると
「事情を抱えている先生が多く、ぎりぎりまで人事が変わることがある」
「区教育委員会等からこちらの学校に変えてほしいといった相談もあり、できるかぎりきちっとした内容で公表しようとすると4月1日になってしまう」
とのことでした。
今回ようやく、この慣例があらためられ、各校では、昨年までは次年度に行われていたお別れ会を、年度内の終業式と同時に行うなど準備が進められています。
縁があって学校という同じ空間で長い時間をともに過ごしてきた先生と子ども。
「ちゃんとお別れをする」ことは、それが出来ないことに比べて、「ふしめ」であり、「納得感」を得られることにもつながるのではないでしょうか。
新たな環境での生活に向かって行く時の「支え」に繋がるはず、と願っています。
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