【速報】平成28年度保育園等入園状況~文京区保育所待機児童解消緊急対策は大丈夫?
699人
これは平成28年度の文京区立認可保育園(H28.4.1現在)の不承諾者数です。昨年度は、449人でしたので、250人増えていることになります。
待機児童数としては、257人(昨年:132人)です。
認証保育所等で 保育されている442人を引いた数字が 待機児童数となっています。
ちなみに、育児休業中(159人)を除いた数字だと待機児童数は98人になります。
自治体によっては、保護者が育児休業中の児童を待機児童から外して、待機児童数として今後を考えるベースにしていますが、文京区は、待機児童数を257人としてとらえることとしています。
★平成28年度保育園等入園状況
http://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0110/7817/3_8.pdf
文京区はさらに、認可保育園への入園を望みながらも認証保育所等で保育されているといった児童も含め、待機児童解消の対策を考えていくという方向性を示していますが、改めて区長のお考えを尋ねたいと思っています。
文京区議会では6月2日から定例議会が始まります。
「ぶんきょう未来」から渡辺まさし議員と私が一般質問を行います。
私は6月3日に質問に立つ予定ですので、認可保育園への不承諾を出した699人を待機児童としてとらえて、今後の待機児童の解消に努めていくのか、保育の質をどのように担保していくのかを含め、区長の決意を尋ねたいと思っています。
さて、文京区保育所待機児童緊急対策として、「平成29年4月に私立認可保育所を5施設以上」開設する計画が明らかになりました。
また、開設当初に募集を行わない4・5歳児の保育室を活用し、保育所待機児童の多い1・2歳児の定期利用保育も実施するとしています。
さらには、学校・公園等も含め、保育施設に転用可能な物件があるか、全庁的に検討を進めているとしています。
★文京区保育所待機児童解消緊急対策について
http://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0110/7818/3_9.pdf
そんな中、杉並区では、公園の一部に認可保育園を建設する計画に対して多くの住民が猛反発していることが報道されています。
東京・杉並区 保育所建設に住民が反発、説明会が5時間半紛糾
「保育園の増設は必要だが、子どもの貴重な遊び場を奪うな」という趣旨の反発が多いようです。
私は杉並区の進め方にも問題があると見ています。
区民や地域住民の意向を反映する手順を踏まず、いきなり一方的に計画を発表したことも、区民の「無視された感」から反発を招くのは当たり前ですし、区民の意向を反映しない計画になってしまうことは当然の結果だと思います。
文京区は、区民との「協働協治」を掲げています。
もっと早い時期から、区民の意向を十分にくみ取って計画に反映させるために、区民と「協働」で検討・立案していくプロセスが必須だと感じています。
公園ではなく、学校施設を使っての保育施設の検討状況に進展があるのかないのか?
一般質問で答弁を求めます。
どのような答弁をされるのか、また、ご報告します。
他にも、以下の課題などについて一般質問することにしています
お時間があれば傍聴にいらしてください。
1 エレベーターも止まった中、15階の災害対策本部で大丈夫か |
2 学校エリアと避難所エリアを明確にわけられない学校の課題は |
3 災害時、被虐待児のケアへも目を向けた子育て支援について |
4 認知症や障害のある人の避難生活をどう支えるのか |
5 区内の「子どもの貧困」を見える化し、現実に即した計画を |
6 児童相談所が文京区に移管されることを見据えて |
7 誰も排除しない社会を目指して、ダイバーシティ推進の役割 |
8 文京区らしい区立中学校のあり方とは |
9 区民サービスの質につながる職員評価の正確性は確保されているか |
10 区のイニシアチブで区民ニーズや地域課題を解決する再開発を |
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海津さん、いつもブログを楽しみに読ませて頂いています。
不承諾の方の先行指数内訳は、公表されていないのでしょうか?
私の感覚では、文京区は、両親フルタイムにも関わらず、待機児童となっている方が
他区よりも多い気がしています。
すみません先ほどの質問の件ですが
、最新ブログに記載されていましたね。
失礼いたしました。
私が疑問に思うのは、このような貴重なデータが、保育課から一般区民には公表されていないことです。保活期間中は、保育課に何度となく伺いましたが、
ボーダーラインの指数を見せられるだけでした。
保育課もあるデーターは広く皆さんに公表する姿勢をもっていますので、わかりやすく資料にたどり着けるように提案をしてみます。