文京区議13年目の年末につのる危機感と新年への思い・・・年末のご挨拶に代えて

この一年、どのような年だったでしょうか 
笑顔が多かったと振り返る方もいるかと思います。 
様々な問題が次から次に噴き出して、辛すぎて、もう笑うしかなかったという方もいるでしょうか。 
辛さや悲しさに身も心も悲鳴をあげて、泣いて泣いて泣き暮れる日々、ふと見上げた空の青さに、少しだけ笑顔になった方もいるかもしれません。 
私自身、悩み、もがく日々の先に、今年の4月には選挙がありました。
おかげさまで13年目をスタートさせていただき、改めて感じていることは・・・

◆危機感がぬぐえない近年の文京区役所文化

ここ数年の文京区政は、高齢の方や子ども、障害のある人、経済的に困窮する方等々、困難に追い立てられて様々な生きづらさを抱えた社会的弱者に配慮した事業がなされているとは言い難いものがあります。 

想像の射程距離を延ばして、多様な区民の暮らしを思い描ききれているか、取りこぼしている人はいないか、現状の事業に満足することなく、常に「区民の福祉の向上」という地方自治体の役割を意識して仕事がされているか。とてもそうは思えないのが非常に残念です。 

一方で、困り感を抱えた人たちに寄り添い、少しでも「希望」となる事業を構築したいと考え、行動する職員も少なくありません。でも、そのような結果には必ずしもなっていない。そうした背景に何があるのか・・・ 

区長の方針なのでしょうか。 
区長は、高額所得者の区民が増えてくれれば良い。困ったときには、自助の自己責任でどうにかできる人。それでダメなら、家族等に助けてもらい互助・共助でどうにかできる人。それが理想。それができずに公助をあてにする区民は、文京区から出て行ってもらって構わない。そんなふうに考えてやしないか… そう疑念が浮かんでしまうのは私だけでなく、区民の方々からの声も聴こえてきます。 

「区民の最後の砦になる」・・・そうした文京区役所であることがすべての事業の根幹として最も重要です。 
制度のはざまで取りこぼされることのないように、細やかに事業を構築すること。その人が生まれてきて良かったと安心して暮らせるように、人権を尊重して「人」に向き合う役所文化を創っていくこと。 

公的な責任において、区民一人ひとりが、どんな難局に直面しても、自分の人生を自分らしくいきいきと安心して暮らせる選択肢を提供する気概を新年には取り戻してほしいと切に願います。

◆区議会議員の責務と存在意義

もちろん、私自身も、区議としての姿勢が問われます。 
同時に、住民の直接選挙で選ばれた議員からなる「区議会」は大きな役割を果たしていかなくてはならないことを痛感します。 

議員一人ひとりが区民から選ばれ託されている存在意義は・・・

  • 文京区が検討し計画している事業が、本当に区民のニーズに適しているか 
  • 区民の声を聴き、地域の課題や、区民一人ひとりの「生活の困り感」を軽減させ、安心して暮らせるための解決策を考え、区へ提案を行っているか 
  • 文京区の全ての事業が公正か。区民に対し、障害や性別、所得等、役所の論理で何らかの理由をつけて、不公正な取扱いをしていないか 
  • 区が使う「伝えた」は一方的で身勝手な役所言葉。「ちゃんと伝わっているか」が何より大切。透明で、なおかつ、誰もが理解しやすい言葉を使い、わかりやすい情報発信をしているか 
  • 事業の決定過程を区民が知りたいときに、「誰が」「いつ」「なぜ」そのように決定したのか、区役所内の議論の経過がわかるように議事録等を作成し、積極的に公開しているか 
  • 各種団体の代表等が委員に参画する検討会等で事業を決定する区民参画のみにとどまらず、決定過程において広く区民からの意見を聴き、最終的な決定に反映する仕組みができているか

などなど、当事者の視点に立って区政をチェックすることです。何より区民にとっての「より良い文京区」になるよう改善していくのが議員に課せられた責務です。

◆区民の驚きや憤りで区政をチェックし、区民本位の文京区政に!

議員が区政をチェックするように、区民のみなさんは私たち議員を批判的思考でチェックしてください。 
子ども、高齢者、障害のある人、外国籍の人をはじめとする、地域社会を構成するすべての人たちが人権を尊重され、「だれもがいきいきと暮らせるまち」となるように、すべての人の「幸福」を意味する「福祉」の向上に努めることが、議会の最も重要な目標です。

  • その目標に向けて課題を解決するために問題を掘り下げて考え、改善に向けて動いているか。 
  • 区が提示する課題、事業の前提条件が本当に正しいか、疑いの目ももって検証しながら活動しているか。 
  • 内外からの意見、特にマイナスな情報には耳を貸さず、区の筋書きとおりに事業を進めることにこだわっていないか。 
  • 自分の経験則や固定観念で動いていないか。

などなど、様々な視点から、議員の活動に「あれ?」「おや?」と思ったら、その違和感と共に「おかしくない?」という憤りを大事にしていただき、監視し、率直な声を教えてください。 

それは、区民にとってのより良い未来を築いて行くための、区民本位の仕組みを強くして行くことにつながります。 
議会だけでは、私たちの未来を希望に満ちたものにすることはできません。 

困った時、苦しい時、辛い時、あるいは、人生の分岐点で新たな道に迷う時、どんな時でも安心して公助に頼れる「信頼感のある文京区」。  
誰もが自分らしく生きるための道を、自分で選べる選択肢を提供して背中を押し、誰ひとり取り残さない社会を文京区に創って行くのが、文京区議会にいる私の使命だと思っています。 

文京区の現在を、未来を、皆さんと共に創り上げて行くためにも、私自身が議員として、人として、成長していけるよう、新年も様々な気づきを頂けると幸いです。 気づきから学びを深め広げていきます。 

新年が、あなたにとって、笑顔に包まれるあたたかな年となることを心から念じています。 

今年一年、ありがとうございました。

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