文京区 保育園等の休園を6月末まで延長~浮かび上がる根拠なき拙速さや矛盾点

・根拠が不明!? 6月末まで休園・休室延長決定(幼小中学校は5月末まで)

本日3日の報道によると緊急事態宣言は、5月31日まで延期の見通しになったとされています。 

安倍首相が5月1日に、緊急事態宣言延長を一カ月程度延長する方向を受けて、文京区は同日に、区立小中学校・幼稚園を5月末まで臨時休校園にしました。 

一方、これに先立って、保育園・育成室《学童保育》を6月末まで原則、休園・閉室することを決定していました。緊急事態宣言の延長期間がはっきりする以前に、就学前教育となる保育園や、子どもたちの放課後の居場所となる育成室を、なぜ、5月末ではなく、6月末まで原則閉じることとしたのか、違和感がぬぐえません。 

文京区が保育園を6月末まで閉じる決定をした4月24日時点では、政府の緊急事態宣言が解除になるか、延長になるかまったく示されていない状況でした。多くの方が「5月6日で解除となるのは難しいのではないか」と考えていたこととは思います。 

文京区の、保育所の休園を6月末まで延長という判断を、どのような根拠を基に行ったのかどうか? 疑問を持たずにいられません。 

当初、5月6日までとされていた臨時休園が2カ月近く延長され、これまで頑張って対応してきたが、「もう限界。これ以上は対応できない。」と不安になる保護者の声も少なからず聴いています。 

そうした保護者の不安に対して、「新型コロナウィルス感染症の収束が見られず、引き続き予断を許さない状況」という言葉のみで、文京区として合理的な説明ができないまま、2カ月先の延長を決定したのは大きな問題と思っています。 

また、区は育成室については、保育園を6月末まで休園延長を決定した時点では、「学校の臨時休校の様子を見てから決める」としていました。。 

ところが、4月28日に突如、保育園同様に6月末までの延長が決定されました。学校は、5月8日までの延長を決めていましたが、5月末までは決定していなかったタイミングです。 

まったくちぐはぐです。ここにも区としての統一的な方針や根拠が見えません。 

・「保育」は単なる「預かり」ではなく、就学前「幼児教育」の場です

ここで、皆さんと認識を共有したいのは、「保育」は単純に「預かり」ではないということです。さらに「家庭での保育」とは異なるものです。 

保育園は保育所保育指針と、幼稚園の幼稚園教育要領とで整合性を図りながら、幼児教育を担う場所です。 

  • 幼稚園教育要領、保育所保育指針とも、子どもと保育者との信頼関係を基盤とする。子どもの主体的な活動を大切にし、適切な環境の構成を行う。子ども一人一人の特性と発達の課題に即した指導を行うことなどを基本としており、幼児教育の指針として整合性が図られている。 
  • 特に3歳以上児の教育的機能に関しては、保育所保育指針は、幼稚園教育要領との整合性を図りながら規定されている。 

▼文部科学省 幼稚園教育要領と保育所保育指針の関係 

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/030/shiryo/06022009/005.htm

▼厚生労働省 幼稚園教育要領・保育所保育指針対照表 

https://tinyurl.com/youchien-hoikujo

就学前の幼児期は、生涯にわたる人格形成の基礎が培われる重要な時期として、幼児が「生活や遊びといった直接的・具体的な体験を通して、情緒的・知的な発達、あるいは社会性を涵養し、人間として、社会の一員として、より良く生きるための基礎を獲得していく」と言われています。 

そのような貴重な時間にもかかわらず、幼稚園は5月末まで延長したのに対して、幼稚園同様に幼児教育を担う保育園を、根拠が不明瞭のまま6月末まで休園を決定したわけです。 

その決定はイコール、子どもたちが保育園で「生活や遊びといった直接的・具体的な体験を通して、情緒的・知的な発達、あるいは社会性を涵養し、人間として、社会の一員として、より良く生きるための基礎を獲得していく」期間を奪うことにもなるので、乱暴な決定に思えてなりません。 

憲法は、一人ひとりが学習し、成長する権利を保障しています。 

文京区は、臨時休園の延長を決定する際に、保育園で「遊び」を通して「学び」、育っていく子どもたちの「権利」についてどのように考えたのでしょうか。ましてや、子どもの1~2ヶ月は、大人の1~2ヶ月とは大違いです。 

日本国憲法第26条第1項 

すべて国民は、法律の定めるところにより、 その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。

 

・情報公開文書で判明、決定の過程の議論不足と根拠の不明瞭さ

4月24日に出した「5月7日以降の保育園の運営について」で6月30日まで臨時休園延長を決定した過程、根拠を知ろうと情報公開をしました。 

そこでわかったことは・・・ 

  •  決定にあたっての、議事録が存在しませんでした。今後もこうした感染症への対応が重要になるときがあると思います。議事録は、今後の対策にも必須のものです。 
  • 緊急事態宣言を受けて4月2日から5月6日まで臨時休園としていたものを、6月30日まで延長するという起案書が4月23日に作られ、4月24日に決定されています。区の新型コロナウイルス感染症対策本部でも議論されていません。 
  • なぜ、6月末までにしたのか? 起案書からわかった理由は「新型コロナウィルス感染症の収束が見込めないため」ということのみです。 

厚労省は、緊急事態宣言のもとでの保育所等に対して、事務連絡で以下のことを出しています。 

厚生労働省の事務連絡

園児や職員が罹患した場合や地域で感染が著しく拡大している場合で保育の提供を縮小して実施することも困難なときは、臨時休園を検討すること。

https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000619709.pdf

文京区では、4月当初に別々の認可保育園で、保育士1名・園児1名の罹患があったことを広報しています。22日は、休園中の認可外保育園で保育士1名が感染したという報告はありました。他は、報告されていません。 

緊急事態宣言が出された時、臨時休園にならないと、「仕事を休みにしてもらいづらい」との保護者の声もあって、5月6日までの休園を決めたのだと思います。 

緊急事態宣言が解除されるか、どこまで延長されるか見通しが持てない中、6月末までという、大幅な臨時休園の延長に際しては、文京区として、延長決定の根拠を丁寧に説明することが不可欠なはずです。でなければ区民の信頼を得て、協力をしてもらうことは出来ません。 

しかし、6月末までという、大幅な臨時休園の延長は、文京区の感染者数や感染者の年齢等々の具体的な数字等を基に、慎重に考えられたことではなく、肌感覚で決められたように映ります。 

担当課に取材をすると、保護者から「臨時休園はいつまで続くのか」との問い合わせが多々あり、ちょこちょこ延長するよりも、どうせならドーンと長めに出して、時々刻々移り行く情勢に応じて短縮するならすればいい、との思いからの、いわば「合理的根拠なき情緒的判断」であったことが見えてきました。 

情報公開で入手した起案書

・関連部門や対策本部と議論せず、ごく一部の人間で決定!?

情報公開からは、決定まで、ごく一部の人間で決めていたこともわかりました。 

新型コロナウィルス対策の中心とも言える保健所とも、虐待等が懸念される家庭を支える子ども家庭支援センターとも協議はされず、決定後に供覧しているだけです。さらには、「新型コロナウイルス感染症対策本部」でも、一切議論されていません。保護者に延長決定を通知した4月24日から4日後の28日に事後報告しただけです。 

新型コロナウイルス感染症対策本部は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、「新型コロナウィルスの感染対策を総合的かつ強力に推進するため」に区が設置したものです。 

対策本部には、各部の部長が委員として入っています。当然、教育委員会の部長もいますので、総合的な視点で対策を考えていたならば、違う結果になっていたはずです。 

例えば、「文京区立お茶の水女子大学こども園」に在籍する子どもたちの中には、幼稚園に在籍する子と保育園に在籍する子が混在しています。現状は、幼稚園1号認定の子どもは6月1日から保育再開で、保育園2号認定の子どもは、6月末まで子ども園を利用ができないことになります。 

同じ園で過ごす子どもが、幼稚園か保育園に所属するかどうかで、違いが出ているのです。新型コロナウイルス感染症対策本部で議論していたら、こうした整合性のない決定にはなっていなかったと思えてなりません。 

  • 幼稚園(1号認定)  子どもが満3歳以上で、保護者が共働きや保護者に病気や障害がある場合を除く子ども 
  • 保育園(2号認定)  子どもが満3歳以上で、保護者が共働きや保護者に病気 

http://www.fz.ocha.ac.jp/kodomo/menu/about_d/fil/151003_kodomo_panf.pdf

・休園中の「緊急特別保育」~業種は限定しないが「テレワークの方は極力ご自宅での保育を」の文言に覚える違和感

区は、「どうしても保育が必要である特別な事情のある方については『緊急特別保育』としてお子さまをお預かりする」としています。 

「どうしても」というのは、「感染症対策以上に子どもの健康や安全が保たれない状況を回避する必要がある場合」です。 

区は、「どうしても必要なら緊急特別保育を実施するので、臨時休園にしても保護者の就労を制約していない」、との見解です。 

区は、緊急特別保育の利用について、以下のとおり「業種を限定しない」としています。 

都の緊急事態措置としての休業要請を受けてもなお、様々なお仕事に就く方が勤務しなければならないと想定されることを鑑み、区の緊急特別保育を利用できる業種については限定しておりません。都が休業を要請する業種については、原則としてご家庭での保育をお願いいたしますが、お勤め先の状況によっては保育が必要となる可能性もあることから、個別にご判断をお願いするものです。  

https://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0197/8199/202041019854.pdf

一方、「テレワークの方は極力ご自宅での保育をご協力お願いしたい」として、在宅勤務の方に「どうしても」の高いハードルを設けています。 

これは、心理的に利用申請しにくいと感じます。私なら、「どうしても」を申し出るときに、他の家庭は頑張っているのに、自分だけ申し出たらどう思われるかな、と躊躇してしまいます。 

そもそも「業種を限定しない」としながら、テレワークの保護者に緊急特別保育の利用自粛を求める。違和感を覚えずにいられません。 

どのような根拠をもって、こうしたことを言えるのか、ずっと引っかかっています。 

厚労省の「新型コロナウィルス感染症対策に関する保育所等に関するQ&A(第3報)]では、「テレワークで在宅勤務をしている場合は仕事を休んで家にいるものではない」と明記されています。 

問 11  4月7日付け事務連絡にある「仕事を休んで家にいることが可能な保護 者」には、テレワークで在宅勤務をしている者は含むのか。  

○ テレワークで在宅勤務をしている場合は仕事を休んで家にいるものではないため、上記の定義に必ずしも該当するものではありません。いずれにしても、ご家庭の状況、子どもの年齢や職務の内容等を十分に勘案した上で、市区町村において適切にご判断ください。 
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000627362.pdf

また、厚労省は以下の通知でも「必要な者に保育が提供されないということがないよう、市区町村において十分に検討いただきたい」と明記しています。 

厚労省の「緊急事態宣言後の保育所等の対応について」(令和2年4月7日)

都道府県知事から保育所の使用の制限等が要請されていない場合には、 保育の提供を縮小して実施することを検討する。この場合には、感染の防 止のため、仕事を休んで家にいることが可能な保護者に対して、市区町村 の要請に基づき、園児の登園を控えるようお願いすることなどが考えられ る。その際にも、必要な者に保育が提供されないということがないよう、市区町村において十分に検討いただきたい
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000619709.pdf

あらためて言うことではないですが、テレワークは在宅勤務であって、仕事が休みではありません。 

文京区は、何をもって、「テレワークの方は極力ご自宅での保育をご協力お願いしたい」と、お願いできると判断したのか。疑問を持ち続けています。 

在宅勤務をしているときに子どもが保育園に行かれないことで生じる不利益に関しても、どう考えているのか、どのように補填しようと考えているのかも見えてきません。 

就学前の子どもが、一人で公園に遊びに出るといったことは、難しい時世です。 テレワークは、家で仕事をしていることであり、子どもを公園などに連れ出す時間を生み出すのも困難な保護者もいるかと思います。オンライン会議や仕事に集中するために、子どもに静かにしていてもらう必要性から、ビデオ等を視聴しつづけてもらうなど、子どもの育ちとしてどうなのか?と不安を抱くこともあるかと思います。   

さらには、文京区では、公園の複合遊具の使用禁止や遊び場が閉じられています、幼児にとって仕事ともいえる「遊び」のできる道具や、場所が狭められている状況下での休園延長措置です。 

保育園は、保護者が仕事であっても、子どもたちの「遊びを通じた学び」を保障するものです。休園延長を出すのであれば、そうしたことをどう補償するのかも同時に考え、施策を講じ、情報提供していくべきではないでしょうか。

・時代が後退!?かつて居宅内勤務の自営業者の保育園入園指数は低かった

思い出すのは、かつて文京区でも、認可保育園入園申請の指数で、居宅内で勤務する自営等の方は、居宅外で勤務する方の指数に比較して低くしていたことです。 

その背景にあったのは、「自宅で仕事しているなら、子どもにビデオでもみさせておけば保育できるだろう」といった捉え方で、居宅外で勤務する人よりも在宅は「保育には欠けない」という考え方がありました。 

保育園は、単に安全を確保して「預かる」だけの場所ではなく、国家資格である保育士が、専門性を持って子どもたちの育ちを支える「教育」の場でもあります。 

保護者が自宅にいれば、「子どもは大丈夫だろう!」という発想が間違っています。文京区は、かなり前に、そのような指数を改め、居宅内か居宅外にかかわらず指数を同じにしています。 

臨時休園で、「テレワークは極力ご自宅で・・・」とお願いをしていることに、時代が後退してしまったような感が否めません。 

テレワークで在宅勤務になった保護者もまた、保育園に行くことで子どもが感染するリスクがあるかもしれないと、在宅勤務と子どものことを両立させようと、様々な工夫に努められています。 

そのことに区がまずは信頼を置き、「保育に欠ける」状況の際には、まさに職種を問わず、緊急特別保育を申請してください、とメッセージを発信すればいいだけです。「テレワークは極力ご自宅で・・・」と付け加える必要はまったくなかったと思っています。 

「仕事を休んで家にいる」保護者以外の利用を、3密を防ぐためということで、高いハードルを設けるのではなく、丸一日ではなく午前や午後の時間だけといった保育の選択肢も広げることが、肝要だと考えます。 

文京区として、臨時休園を6月末までに延長したことが、感染拡大防止の観点における決定だとしても、ではその措置による効果はどの程度期待できるのか?  

「大切な命が失われる」「苦しい思いをすることが増える」ことの軽減にどれほどつながるのか? 保育をする子どもが何人以上になると感染のリスクが高まると試算しているのか等、合理的な根拠を保護者に説明することが重要です。 

非常時であるからこそ、根拠を持った説明があってこそ行政に対しての信頼が生まれるのではないでしょうか。 

子どもの健全な育成を図る教育を提供し、保護者を支援するというのが保育園です。子どもが保育園で遊ぶことも、保護者が安心して仕事をすることに対しても、根拠を持った説明なしに、制約を加える行政の在り方には危機感を覚えます。 

・社会機能を維持する職種の方々の安全・安心とPCR検査

保育士の方々が、自分が子どもたちに感染させてしまうのではないか・・との不安を感じていると聴きます。 

区は、保育園は、「3密の、特に密接場面を避けることが難しく、むしろ子どもたちと密着が求められる仕事」としています。乳児はいませんが、それは幼稚園も同様です。 

文京区は、今月中旬から文京区医師会と連携し、区内医療機関内(場所は非公開)に区独自のPCR検査センターを設置することを決めています。 

保育士以外にも人との密着が求められる仕事は、他にもあります。利用者にうつしてしまってるかもと様々な方が不安を持ちながら仕事をされています。発症していなくてもキャリアになる可能性があるだけにやっかいです。 

この非常時に、社会の機能を維持してくれている保育士や、高齢者や障害のある人達をケアする介護職、等々の方々が、症状がなくても、希望すれば定期的に検査を受けられるようにすべきです。 

少しでも安心して働いていただくためにも重要な検査であり、何よりも感染拡大防止の観点からも早急に開始すべき施策だと考えます。 

さらには、社会機能を維持するために必要な仕事で、かつ、人との密着が求められる仕事、清掃業のようにマスク等々から感染リスクがある仕事等に従事している方々へ、差しあたって危険手当を出すと共に、今回を教訓にして、平時であっても、あらためて敬意を払う意味で賃金体系を見直すことが重要だと思います。 

 

***

 

誰もが経験したことのない今のような非常時には、平時より多くの知恵や考察、意見等から、施策を打つことの根拠を明確にすることが不可欠だと思います。一部の人間だけで決定し、根拠も考察も乏しいと言わざるを得ない、区民生活を制約するような施策の拙速な実行は、とても危険な兆候だと感じています。 

「こんな時こそ、いろんな意見に惑わされずにリーダーシップを発揮し迅速に決定して手を打つことが必要だ」、と考える方もいらっしゃるでしょう。 

たしかに、多様な意見や広い視点を踏まえながら迅速な決定を行うのは簡単ではありません。 

しかしながら、たしかな「正解」がわからないからこそ、区民生活を制約するような決定を行うときは、ごく一部の人間だけで決定しない。専門的知見やエビデンスな ど十分な判断材料を吟味し、根拠を明確にする。それが、区民からの信頼を得られる、誠 実な行政のあり方だと思います。

みなさんのご意見を聞かせてください。

臨時休園の延長

文京区 保育園等の休園を6月末まで延長~浮かび上がる根拠なき拙速さや矛盾点” に対して20件のコメントがあります。

  1. 年長の母 より:

    父母交代でテレワークしています。
    思い切って保育園に相談したところ、単発ですが預かってもらえることになりました!
    こちらのブログとコメントを拝見していなかったら、今も悶々と苦しんでいたと思います。
    とても勇気づけられました。ありがとうございました。

    1. かいづあつこ より:

      良かったです! みなさんの声が届き、文京区が改善に動いた結果です。
      文京区もきっとホッとされると思います。
      早速に区へ、安心されたお声届けさせていただきます。
      ありがとうございます!

  2. かいづあつこ より:

    区が出した文章で、保護者を追い詰めることもあることを、区も今は認識を持っています。
    ご提案のことも検討するとのことです。

    いずれにしても、保育の必要性が認められて認可保育園等を利用されているご家庭です。
    在宅になったら「保育に欠ける」要件が、なくなったわけではありません。
    区は、「保育に欠ける」お子さんの保育は、しっかりと行っていくとのことです。

    コロナ禍で心配が尽きない日々の中、申し訳ないところですが、ぜひ、再度、特別保育の申請をされてみてください。
    私でお手伝いすることがあれば、いつでもお声かけください。

    1. 文京区内 より:

      保育園に改めて相談したところ、在宅勤務でも保育を受けてもらえることになりました。
      また、区の新しい発表も見ました。
      在宅で働きながら同時に育児をするのが6月末まで続くのかと思うと、目眩がしていました。
      このブログを拝見して本当に良かったです。
      ありがとうございました!

      1. かいづあつこ より:

        本当に良かったです!
        私も嬉しいです ありがとうございます!

        疑問等がございましたら、今後もお声をいただけると幸いです。

  3. かいづあつこ より:

    在宅勤務が臨時保育の対象外ということは、保育園のご認識です。
    保育園がそうした回答をすることには、憤りを感じるます。

    区も、保育園の誤った対応について正しているところです。
    ぜひ、保育園に再度、ご相談をされてください。
    仮に、保育を再び断るようなことがあれば、ぜひ、幼児保育課にご相談ください。
    区は、特別保育は、在宅勤務も支援するためにあると認識ですので。

    区立保育園 03-5803-1189
    私立保育園 03-5803-1845

    1. 文京区内 より:

      ありがとうございます、非常に参考になります!
      海津さんがご指摘の通り、区からの説明文ではテレワークの場合は特別保育の利用を心理的に非常に利用しにくくしていると感じています。
      区が各保育園にテレワークでも利用可能と指導をしているのなら、ぜひ区のホームページの記載文も修正いただきたいです。
      保育園の方針も区の文書を受けてのものだと思いますし、区からの文書を読む親ほど気持ちが追い詰められています。

  4. 文京区ママ より:

    いつも情報ありがとうございます。文京区私立保育園に2人の子供を預ける者です。私は医療従事者、夫は私立学校職員。基本夫が在宅で2人のこどもをみてます。しかし職場からはオンライン授業、オンライン個人面談をするよう指示があり、朝9時から5時半まで、みっちり仕事があります。オンライン中に子どもが映り込まないようにとの指示も出ており、5歳と2歳の子供をリビングでテレビやSwitchを与えて、部屋に鍵をして仕事をしている状態です。私が仕事を終えて家に帰ると3人ともかなり疲弊してます。このままでは家庭崩壊します。保育園に預けれるか聞いたところ区の方針で在宅の方は預かないで欲しい、両親ともに医療従事者じゃないですよね、、と言われます。せめて半日、せめて2時間だけでも預かってもらえれば、、、と思うところです。

    オンラインに理解のない社会に私は家族を守る決断を迫られていると思います。
    文京区の決断はややパフォーマンスにもみえ、各保育園との連携が取れてないと感じます。年長の子供に与える影響も心配です。そこまで気づいてませんでした。かいづさんも色々大変だと思いますが、頑張ってください!

    1. かいづあつこ より:

      保育園の対応は、実に残念です。

      子どもの育ちを支えると同時に、子育て支援の重要な役割を担う保育園としては、悲しいものがあります。

      ただし、そのような対応にいたるのは、文京区が「緊急特別保育の考え方」の文章が影響しているのも大きいと思います。

      文京区としては、保育園の誤解を解くために再三、、自宅待機と在宅勤務の違いを伝え、テレワークで保育を必要とするときには、保育の実施をすることを通知しているとのことです。本日も、通知を行っていることでした。

      お手数をおかけして恐縮ですが、再度、特別保育の申請をしてみてください。

      仮に、保育園がこれまで同様の回答をしたときには、幼児保育課に相談をされてください。

      電話 03-5803-1845

      私にご連絡をいただいてもです。

      atsukok@abelia.ocn.ne.jp

    2. 文京区内 より:

      文京区が6月末まで休園を延期すると見て愕然としつつも、Twitter等で一部で決断が称賛されてることに非常に違和感がありました。
      ブログ内容を拝見してそういうことだったのですね。

      我が家は両親ともに基本は在宅勤務となっています。
      保育園に相談したところ、在宅勤務なら臨時保育の対象外と言われています。在宅勤務とはいえ、両親ともに集中力を要する業務と顧客との電話会議等が続き、困り果て結局ベビーシッターに週に何度か日中来てもらっています。
      本末転倒だと感じますし、費用負担も辛いです。

      子供も保育園に行けない一方で親にも構ってもらえず、テレビ漬けでストレスを感じているようです。
      本当に週に数日だけでも預けられるようにして欲しいです。

  5. 河野 より:

    文京区在住、2歳児の母です。
    区内の私立保育園にお世話になっておりますが、やはり6月いっぱいまでの休園はかなり苦しい状況です。
    私も主人も自営業ですが、子供をみながらの仕事は全く無理です。
    自営業なので仕事が出来なければ収入はゼロです。このまま仕事ができない状況はかなり不安です。

    子供もやはりストレスが溜まっているようで不安定です。お気に入りだった公園等も閉鎖され遊具も使えず、2歳児なので説明や説得も通じず疲弊しています。
    よく訪れていた目白台運動公園も閉鎖、いろいろな場所が閉鎖になることで、道路や空き地、開いている公園に小学生や幼児が集まり逆に密集してしまっていました。(特にGW中)
    これではなんだか逆効果だと思いました。
    その辺も区ではどうお考えなのでしょうか。

    休園が6月いっぱいまでになることで苦しんでる家庭もたくさんあると思います。
    もう少しはっきりと区の考え方を示していただきたいです。
    特別保育も保育園には到底お願いしずらい雰囲気です。

    1. かいづあつこ より:

      ご意見ありがとうございます。
      区は、故意ではないと思いますが、出来上がった文章は、特別保育について申請しづらいような結果になっています。

      在宅で仕事をされる方が、仕事ができない状況になることを区も望んでいることではない とのことですので、当事者の皆さんに伝わる文章で、区の考えを示すように要望していきます。

      公園の閉鎖後に、道路や空き地で遊ぶ子どもたちが多くなっていることは、文京区も認識しています。
      保育園や幼稚園が閉園していることも含め、今後、検討していくとのことです。

      いずれも、できる限り実態とズレがない、あれば修正を速やかに掛けていくように求めてまいります。

      引き続き、ご意見を頂けますようお願いします。

  6. 早起き家族 より:

    自宅で年長の子供を見ながら仕事をしている母です。
    日中はなかなか集中できないので、寝かしつけた後に仕事する日々がまた2ケ月も続くのかとうんざりしていた時にこちらのブログを拝見し、とても勇気づけられました。

    自分の時間が削られていくのは大人だから耐えられますが、子供の遊び場がどんどん少なくなっていくのが辛いです。

    3密を避けて早朝に子供を公園に連れて行きますが、誰もいないのに遊具が使えません。「ウイルスが付いるかもしれないから」と説明しても、「手を洗ってもダメなの?」と疑問に思うようです。
    本郷給水所公苑は、朝7時から開いていたので仕事前に連れていけるお気に入りの場所でしたが、「当面の間」閉鎖してしまい、いつになれば開所するのかわかりません。
    後楽公園に行ったら、高齢者のグループが清掃活動とラジオ体操をしており、お邪魔かなと礫川公園に移動しました。
    住宅地にも公園はありますが、朝は周りを気にしながら、子供の声が高くなると「しっ」と注意する日々です。
    飛んだり跳ねたり大声を出しても怒られない場所で思い切り遊ばせてあげたいです。

    1. かいづあつこ より:

      ありがとうございます。
      子どもの遊び場を、どのように確保していくか。ご指摘のように大きな課題です。
      それだけに、区は、子どもにとって遊びがどれほど重要なことか認識を深め、想像の射程距離を伸ばして、遊具を使えないようにする。遊び場を閉鎖することと同時に、子どもが遊べる場所の提供が非常に重要だと思っています。

      ただ、残念なことに、公園等の担当課と保育を担当する課等が、密接な情報交換で子どもたちの遊びをどのように保管していくか連携が取れていないのが、実情です。

      休校中や休園中の校庭や園庭を、時間や人数を制限して提供することもできるかと思います。

      緊急事態宣言が解除されても、保育園は段階的な登園になる可能性も否めないだけに、子どもの遊びを確保するかは喫緊の課題です。
      区に対して、子どもは「飛んだり跳ねたり大声を出しても怒られない場所で思い切り」遊ばせられる対策を 区全体で考えていくように提案。要望をしてまります。

      引き続き、お聞かせいただければ幸いです。

  7. あり より:

    たまに拝見させて頂いています
    発達障害の子どもを持つシングルマザーです
    文京区の6月末までの緊急特別保育に不満があります
    自宅で子どもを見ながらの在宅勤務は全く無理です。仕事を休ませてもらっているのですが、その間の収入はありません
    さらに、保育園での給食がないので家でご飯を用意しないといけません
    しかし、その分の食費を用意する事で私のお昼はなしになっています
    お腹がすいてしまうので、出来るだけ遅くまで寝るようにしています
    文京区の小学生以上には、給食分の費用補助があるやうですが、未就学児にはそのような補助はないと言われました
    皆んな頑張っているんだから私も頑張ろうと思っていたのですが、体調も悪くなって子どもの食事を準備する事も出来なくなっています
    体力も気力もそろそろ限界になってきています
    子どもも狭い家にとじこもっている事でストレスが溜まり、さらに暴れだし自傷行為も増えてきています
    この先6月末までなんて、どうなってしまうのだろうかと思います
    毎日子どもを怒って怒鳴って叩いて、、こんな生活は苦しくてたまりません
    子どものご飯を抜いたり、テレビを見せることしか出来ない母親なんて失格だと思います
    どうやって抜け出せるのかわかりません

    1. かいづあつこ より:

      ご苦労は相当なことだと思います。
      できることを精一杯されている中でのこと、親として失格だなんてことはありません。
      お子さんが、平時と違う状況の中、混乱して自傷行為も増えること、よくわかります。

      まずは、お子様は保育園での保育を申し込まれ、お仕事の再開をされてください。
      緊急特別保育を申し出にくいかったり、申し出たら園から断られるようなことがあれば、ご一報ください。同行します。
      海津敦子メール
      atsukok@abelia.ocn.ne.jp

      就学前のお子さんたちの給食費は、気が付きませんでした。
      早急に区へ要望してまいります。

  8. 共働きのパパ より:

    保育園のコロナ対応の問題を取り上げてくださりありがとうございます。
    我々共働き子育て世代の声を広く世間に発信してくださって大変ありがとうございます。
    私の家では、年中の子と小学校2年の子がおり、教育と保育をしながら、在宅勤務をしております。
    保育園が閉園されても、会社では育児家庭に対しての特別な対応は用意しておらず、子供のいない家庭と同様に成果が求められます。在宅勤務になり、仕事の進捗管理は以前にも増しており、育児、教育と仕事の両立のストレスは増すばかりです。
    我々の様な共働き子育て世帯の問題をもっと世間に広く知っていただきたいと思っていた最中にこのブログを拝見し、大変嬉しく思いました。

    1. かいづあつこ より:

      ありがとうございます。
      「テレワークは仕事なのだから、子どもは保育園に預けるように」と会社から言われることもあると聴きます。

      文京区は、平成28年児童福祉法の改正により、全ての児童は適切な養育を受け、健やかな成長・発達や自立等を保障される権利を有することが明確化されたことを受けて、「子どもの最善の利益を守る」ことを明確に打ち出しています。

      コメントいただいたように、「育児、教育と仕事の両立」のストレスが増す家庭は多いと思っています。そうした現実に対して、子どもの最善の利益を守るためにもある保育園が、対応していくことは重要な視点だと思っています。
      もちろん、保育士の方々の健康を守るための対策も同時進行である必要がありますが。

      「仕事と子育ての両立」を、非常時の事態にもどのように支えていくか、今回に限らず重要な課題だと思っております。
      まずは、延長された緊急事態宣言のもとで、「仕事と子育ての両立」ができていくように、区には改めて要望してまいります。
      が、まだまだ課題はあると思います、学校や園の対応等、感じられることがあれば、教えていただければ幸いです。
      海津敦子
      atsukok@abelia.ocn.ne.jp

  9. 年長児ワーママ より:

    いろいろ子供たちのために考えてくださり、ありがとうございます。
    年長の子を持つ私としても、保育園は、就学前の面もあると考えており、休園になること、特別保育で通常のカリキュラムとは大きく離れた内容であることに懸念しております。
    ただ一方で、未知のウイルスであるコロナの感染も親としては心配です。
    6末までの休園については困る!と正直思いましたが、4月末に告知されたのは、夫婦でテレワーク等調整してやっている親の立場としてはありがたかったです。
    5月の今頃、5月末まで休園と言われても会社での調整がつかず困りますし、4月末の時点で6月末までと言ってくれたことでこの先2ヶ月の仕事をどうするか、自宅で子供を見ながらテレワークを続けるか、感染リスクもあるが特別保育で預けるか、GW中に考えることができました。
    園によるかもしれませんが特別保育も、結構ゆるく認められてるようです。それだけでも、セーフティネットになっています。ありがたいです。

    1. かいづあつこ より:

      ありがとうございます。ホントご指摘の通り、二カ月先まで見通せる良さの側面もあります!

      ただ、子どもたちの5年後10年後を考えたときにも、就学前教育は重要であり、保護者の仕事にも大きな影響があることですので、肌感覚で決められていくことは、なんでもありになってしまう怖さを抱いています。多様な視点で慎重に結論に至ったか、当事者の皆さまからのご意見を伺いながら、客観的に対策をチェックしていきたいと思っております。

      また、園によってテレワークのご家庭の保育、申し出に厳しくハードルを設けるところもあります。
      区長は自身のFBに「どうぞ可能な限り仕事を休めるかご努力いただき、それでも、どうしても不可能な時はお申込みください」と書かれています。
      テレワークは在宅勤務であり、企業によっては、間近で仕事ぶりがみえないだけに、余計に厳しくなるとこともあると聴いています。在宅待機でなくは、在宅勤務であるテレワークをされる方が、安心して仕事続けられるように、努めてまりたいと思います。

      今後もご意見を頂ければ幸いです。

      こうしてご意見を頂けること、大変嬉しい限りです。引き続きお聞かせいただけると幸いです。

      海津敦子
      atsukok@abelia.ocn.ne.jp

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